オール電化からガス併用への「戻し」はできる?——後悔した人が確認すべき切り替えコストと注意点
オール電化に切り替えたものの後悔している人向けに、ガス併用に戻す際の工事内容・費用の目安と、判断前に確認すべきポイントを解説します。
オール電化を「やめたい」と感じる主な理由
オール電化を導入した後、次のような理由で「ガス併用に戻したい」と感じる人がいます。
- 電気料金の値上げにより、想定していたほど光熱費が安くならなかった
- IHクッキングヒーターの使い勝手(鍋の制約・火力の感覚の違い)に慣れなかった
- オール電化住宅は火災保険料が高くなる場合があると知った
- 停電時に何もできなくなる不安が想像以上に大きかった
ガス併用に戻すために必要な工事
- ガス管の引き込み工事:オール電化住宅はそもそもガス管が引き込まれていないことが多く、新規にガス管を敷設する工事が必要になる
- ガスコンロ・ガス給湯器への交換:IHクッキングヒーターからガスコンロへ、エコキュートからガス給湯器へ交換する工事
- 電気契約の見直し:オール電化向けの電気料金プランから、一般的な料金プランへの契約変更
戻す場合の費用の目安
- ガス管の引き込み工事:導管の距離や道路の掘削有無によって数万円〜数十万円と幅が大きい
- ガスコンロへの交換:本体・工事費込みで5万円〜15万円程度
- ガス給湯器への交換:本体・工事費込みで15万円〜30万円程度(エコキュートの撤去費用も別途発生)
- 合計目安:ガス管が未整備の地域では、総額で数十万円〜100万円近くかかることもある
戻す前に検討したい代替案
- 電気料金プランの見直し:オール電化向けプランの中でも、時間帯別料金の使い方を工夫するだけで負担が減ることがある
- 太陽光発電・蓄電池の導入:自家消費を増やすことで、ガスに戻さずに電気料金の負担を下げられる可能性がある
- 部分的な併用:ガス管を引き込まず、ガスコンロの代わりにカセットコンロ・ガスボンベ式コンロを補助的に使うなど、大掛かりな工事をせずに不満を軽減する方法もある
戻すかどうかを判断するポイント
- ガス併用に戻す工事費用を、今後何年で回収できる見込みか試算する
- 電気料金プランの見直しや設備の使い方の工夫で、不満がどこまで解消できるか先に試す
- 近い将来に売却・住み替えを予定している場合、大掛かりな工事は費用対効果が見合わないことが多い
まとめ
オール電化からガス併用に戻すには、ガス管の引き込みから機器交換まで、まとまった費用と工事期間が必要になります。戻す前に、電気料金プランの見直しや太陽光・蓄電池の活用など、より費用を抑えられる代替案を検討する価値は十分にあります。
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